山口県で焼き鳥といえば「全国七大やきとりの街」に名を連ねる長門市が有名ですが、山口県各地には知る人ぞ知る絶品焼き鳥を食べることができる名店が数多く存在することをご存知でしょうか!?
今回は山口県宇部市にある平日でも予約しないと入れない人気焼き鳥店『焼鳥一力(やきとりいちりき)』をご紹介します。
宇部新川駅から徒歩3分、走れば1分
山口県宇部市にある焼鳥一力はJR宇部線宇部新川駅から徒歩3分と抜群の立地にあります。駅前にはコンビニもあるのでお酒が好きな人はヘパリーゼを飲んでおきましょう。(料理が美味しくてお酒が進みます!)
さて、店を目指して歩いているとピンクの壁に覆われたビルが出現します。
ビルだけを見ると「え、こんなとこに焼き鳥屋が?」と言った雰囲気ですが、心配は無用。
ビルの前まで行ってみると…。
ご覧くださいこのエントランスを、漢です!!
何だかもうご利益さえもありそうですね。さて、お腹も減ったので早速店内へ入ってみましょう。
焼き鳥屋と聞くと狭くてこじんまりした昔ながらの焼き鳥屋のイメージもありますが、一力は広々していて店内も明るい雰囲気です。木目調のカウンターも清潔感があって美しいですね。
焼き上がりを目で楽しめるカウンター席
10席あるカウンター席は目の前に焼き台があり、焼き鳥が焼きあがる様子を目で楽しみながら食事をすることができます。
個人的に好きな席が焼き台の左側に位置するカウンター席。
この席からは秋山大将によるダイナミックな焼き技を間近で見ることができ、これぞ職人技と言わんばかりの流れるような動きで次々と焼き上げていきます。
特に必見なのが私が勝手に一力名物と決め付けた秋山流塩ふり「秋山塩(あきやまじお)」。
「トルコの塩もこみち」に続いてバズらないかと期待しています。
掘りごたつの完全個室
掘りごたつの個室が3部屋(4人席・7人席・9人席)あり、周りを気にすることなく食事を楽しむことができます。家族とゆっくり過ごしたり職場の忘年会や新年会でワイワイするのもおすすめです。
ベンチシートのテーブル席
テーブル席は4卓(2人席・3人席・4人席・5人席)あります。
座り心地の良いゆったりとしたベンチシートなのでついつい長居してしまいそうです。ここでのポイントは「背もたれ」です。
背もたれの有無はおっさんには重要なんですよ…。
一力のこだわり
地元山口県産 長州どり
一力の焼き鳥は地元山口県産の「長州どり」を使用しています。
「長州どり」は「安心・安全」をテーマに、合成抗菌剤や抗生物質を使用していない飼料で飼育された薬品の残留が無い安心して食べられる鶏肉です。
また「長州どり」はハーブがブレンドされた飼料で育てられているので、肉そのものに独特な旨味と風味があります。
「備長炭」と「焼きの技術」
一力では普通の炭ではなく「備長炭」を使用しています。
「備長炭」は炭自体が発熱し、遠赤外線効果で素材の表面だけでなく中まで熱が入り短時間で焼けるため、旨みや水分を逃しません。
「備長炭」は火力が強いため扱いが難しいと言われていますが、経験豊富な職人が1本1本丁寧に焼き上げ、外はカリッと中はジューシーな最強の焼き上がりに!
焼鳥激戦区「福岡の味」を山口で
焼き鳥の名店ひしめく福岡で修行を積んだ秋山大将の「この味を地元山口の皆様に味わってほしい」と言う思いから始まった一力では、ゴマサバ・もつ鍋など福岡の郷土料理を楽しむことができます。
ちなみに秋山大将が焼鳥一力をオープンさせるまでの波乱万丈な人生模様は、こちらのインタビュー記事でご覧いただけます。
秋山大将の生き様も抜群の調味料になるかもしれませんし、ならないかもしれません。
そんなこんなでお店の紹介をしていたらもう腹ペコMAX!今回は一力おすすめメニューをご紹介します!
焼鳥一力のおすすめメニュー
野菜巻串
一力の看板メニューと言っても過言ではない「野菜巻串」は女性に大人気のヘルシーメニューです。私も最近お腹がポッコリしてきたので一丁前にカロリーを気にして「野菜巻串」を注文してみました。
まずは大将おすすめのレタス巻。ご覧の通り、ほぼレタス。
カロリーなんて全然気になりません!シャキッとしたレタスの食感とカリッと焼けた豚の脂が絶妙なハーモニーを奏でます。
これはもう恥を承知でハーモニーとか言っちゃいます。
続いてオクラ巻と青ネギ巻。
どちらも低カロリーで美容やダイエットに効果があると言われているので本能のままに食べてOK!
続いてこちらが半熟ベーコンエッグ巻。
卵とベーコンの相性は言うまでもありません。そしてまたこの絶妙な半熟加減が見てるだけで食欲をそそります。
しかしここで想定外の展開が…。
ベーコンを食べたことで私の胃袋は完全に戦闘モードに突入しました。
国産黒毛和牛のメンチカツ
いきなりヘビー級の登場となりました、国産黒毛和牛のメンチカツ。
旨味が濃縮された肉汁に次ぐ肉汁。レモンを絞ると食欲に拍車がかかり、もうカロリーなんてどうでもよくなります。
明太子の豚巻
このままではお腹ポッコリにも拍車がかかりそうなので、一度冷静さを取り戻すために明太子の豚巻を。
大将が福岡で修行を積んだだけあり一力にも明太魂は健在です。
丸々一本の明太子を大葉と豚で巻いて焼く。シンプルな料理だからこそ素材を生かすも殺すも焼き方次第な訳ですが…。
これも波乱万丈な人生を生きてきたからこそ成せる業なのか、明太子に火を通し過ぎず豚はカリッと焼き上げる、この絶妙な焼き加減にお酒がグイグイ進みます。
しかしここでまたまた想定外の展開が…。
明太子の豚巻にそっと寄り添うマヨネーズが私の胃袋を完全に戦闘モードに連れ戻しました。
長芋コロッケ 明太マヨソース
神々の調味料・マヨネーズが福岡の宝石・明太子と夢のコラボレーション、そりゃピントも明太マヨソースに合ってしまいます。
しかし一口食べると俺を忘れるなと言わんばかりのネバつきで山のガキ大将・長芋が全力で自己主張、これぞ三つ巴の新食感!!
お酒も豊富
一力はお酒のメニューも豊富で、ビール・ハイボール・焼酎などの定番ラインナップはもちろん山口県の地酒も取り揃えています。
- 貴 300ml(1400円)
- 雁木 300ml (1400円)
- 獺祭 300ml(1450円)
- ohmine 100ml(510円)
個人的には肉の油っぽさを炭酸がスッキリと流してくれる「ハイボール」がおすすめです。
ジムビームか角を選べますが、よくわからない場合はローラか井川遥の好きなタイプを選ぶといいでしょう。
私の場合、最初は大人の魅力・井川遥でしたが途中で若さのローラに目移りしまして、結局井川遥に出戻りました。
お持ち帰り(テイクアウト)はできる?
あまりの美味しさに時間も忘れてついつい飲み過ぎてしまい、帰り際に気になるのが家で待つ奥さんのご機嫌…。そんな時は、お土産作戦!なんと一力では焼鳥をお土産としてお持ち帰り可能なんです!!
必ず予約を!
焼鳥一力は人気店のため平日でも予約なしではなかなか入ることができません。特に大人数の場合は早い段階での予約をおすすめします!
地図・アクセス・駐車場
まとめ
山口県宇部市の『焼鳥一力(やきとりいちりき)』は長州どりを使用した焼き鳥や福岡の郷土料理を楽しめる山口県屈指の人気焼き鳥店でした。
今回紹介した料理の他にもたくさん食べたのですが、あまりの美味しさにお酒が進んでしまい途中からは写真を撮るのも忘れて料理に夢中に(笑)
週末は予約の取りにくい人気店ですが、ご家族・お友達・カップルや合コンまで自信を持っておすすめできる名店なので、宇部にお越しの際はぜひ一度”本物の味”をご賞味ください!